バックテスト基礎

EAの「リカバリーファクター(RF)」をPF以上に重視すべき理由

EAの性能を評価する際、プロフィットファクター(PF:総利益÷総損失)は「勝率と利幅のバランス」を示すに過ぎず、実際に運用した際に負うリスクの大きさ(恐怖度)を測れません。 実運用において最も重視すべきは、リカバリーファクター(RF:純利益 ÷ 最大ドローダウン)です。RFは「そのEAが抱えた最大のリスク(谷の深さ)に対して、どれだけのリターン(山の高さ)を

Read this for この数字を、運用できるかの判断材料にする。

PF、勝率、最大DD、取引回数は単独では判断しません。期間、条件、崩れ方とセットで読みます。

Category バックテスト基礎

PF / backtest

EAの「リカバリーファクター(RF)」をPF以上に重視すべき理由

結論

EAの性能を評価する際、プロフィットファクター(PF:総利益÷総損失)は「勝率と利幅のバランス」を示すに過ぎず、実際に運用した際に負うリスクの大きさ(恐怖度)を測れません。 実運用において最も重視すべきは、**リカバリーファクター(RF:純利益 ÷ 最大ドローダウン)**です。RFは「そのEAが抱えた最大のリスク(谷の深さ)に対して、どれだけのリターン(山の高さ)をもたらしたか」を示す、EAの「真の資金効率・投資効率」を表す究極の指標です。

なぜEA運用で重要か

「PFが2.5のEA」と聞くと非常に優秀に思えますが、もしそのEAが「10万円稼ぐ過程で、一時的に9万円の含み損(最大ドローダウン)を抱えていた」としたらどうでしょうか。この場合、RFは「10万 ÷ 9万 ≒ 1.1」となり、投資効率としては最悪です。運用者は心臓が縮み上がる思いをしながら、ようやく10万円を得たことになります。 逆に「PFは1.3」と地味でも、「10万円稼ぐ過程で、最大でも2万円しか資金が減らなかった」なら、RFは「10万 ÷ 2万 = 5.0」となり、極めてリスクを抑えたで精神的にも楽な、超優秀なEAと言えます。

仕組み・条件

計算式のおさらい:

RFの目安(長期間のバックテストにおいて):

バックテストやリアル運用で壊れるポイント

どう確認するか

MT5のバックテストレポートには「リカバリーファクター」が標準で出力されます。 ご自身のEAのレポートを開き、PFだけでなくRFの数値を確認してください。もしテスト期間が5年以上あるにもかかわらずRFが2.0を下回っている場合、そのEAは「リターンに対して抱えるリスク(含み損)が大きすぎる」ため、ロットを上げられず、結果として資金が効率よく増えないシステムだと判断できます。

自分の検証スタンス

私はEAを採用するかどうかの最終決断を、「年間RFが1.0以上(できれば1.5以上)あるか」で下しています。 つまり、「1年間の運用で、過去最大のドローダウン額と同じ、あるいはそれ以上の利益を稼ぎ出せるか」という基準です。これが達成できるEAであれば、一時的なドローダウンに遭遇しても「1年稼働させれば余裕で取り返せる」という精神的支柱となり、途中停止(パニックストップ)を防ぐことができるからです。

関連して読む

Backtest reading この数字を、運用できるかの判断材料にする。

PF、勝率、最大DD、取引回数は単独では判断しません。期間、条件、崩れ方とセットで読みます。

参照した公式情報

免責

本記事は個人の検証メモであり、投資助言ではありません。バックテスト結果は将来の成績を保証しません。海外FXや自動売買には、法規制・レバレッジ・スプレッド拡大・約定遅延・スリッページなどのリスクがあります。条件は変わるため、最新情報は各公式ページで確認してください。