バックテスト基礎

ピラミッディング(増し玉)ロジックをEAに組み込む際の証拠金計算

含み益が出ている方向にポジションを追加していく「ピラミッディング(増し玉・順張りナンピン)」は、巨大なトレンドに乗れば莫大な利益を生み出しますが、「平均建玉価格(ブレイクイーブンポイント)が現在価格にどんどん近づいていく」という致命的な弱点を持ちます。 そのため、追加するポジションのロット数を徐々に減らす(スケールダウン)か、追加のたびに全ポジションのストッ

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PF、勝率、最大DD、取引回数は単独では判断しません。期間、条件、崩れ方とセットで読みます。

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ピラミッディング(増し玉)ロジックをEAに組み込む際の証拠金計算

結論

含み益が出ている方向にポジションを追加していく「ピラミッディング(増し玉・順張りナンピン)」は、巨大なトレンドに乗れば莫大な利益を生み出しますが、「平均建玉価格(ブレイクイーブンポイント)が現在価格にどんどん近づいていく」という致命的な弱点を持ちます。 そのため、追加するポジションのロット数を徐々に減らす(スケールダウン)か、追加のたびに全ポジションのストップロス(SL)を建値以上に引き上げる厳格なロジックを組まないと、トレンド終盤のわずかな反落で全利益を失い、マイナスに転落します。

なぜEA運用で重要か

ナンピンマーチンゲール(負けたら倍賭け)の危険性を知った開発者は、その逆である「勝っている時に強気で攻める」ピラミッディングこそが聖杯だと考えがちです。 しかし、相場においてトレンドの終焉(天井や大底)は誰にも予測できません。強気でピラミッドを積み上げた「一番最後(頂点)のポジション」が最も不利な価格でエントリーされているため、相場が少し反転しただけで、頂点の巨大な含み損が、下層の小さな含み益をあっという間に食いつぶしてしまうのです。

仕組み・条件

ピラミッディングの正しいスケールダウン手法(例):

このように、後から追加するポジションのロットを半分にしていくことで、ピラミッドの重心を「有利な下層(安い価格帯)」に保つことができます。これを同ロット(1.0, 1.0, 1.0…)で追加していくと、重心がどんどん上に移動し、わずかな押し目で全体の損益がマイナスになります。

バックテストやリアル運用で壊れるポイント

どう確認するか

ご自身のEAにピラミッディング機能がある場合、バックテストのビジュアルモードでチャートの動きを確認してください。 「最後のポジションを追加した直後にトレンドが反転した場合」に、全体の損益がプラスで逃げ切れる設計(SLの自動引き上げ機能=トレールストップの併用)になっているかどうかが、そのEAの生死を分けます。

自分の検証スタンス

私は、ピラミッディングは「勝率を極端に犠牲にして、一撃の利益率(ペイオフレシオ)を最大化する手法」だと割り切っています。 そのため、追加ポジションを持つたびに、必ず最初のポジションのストップロスを「建値+スプレッド分(完全な負けなし状態)」まで引き上げるコード(ブレイクイーブン関数)を必ずセットで実装します。これにより「勝つか、引き分けか」の二択の状況を作り出してからでなければ、決して次のリスク(増し玉)を取りにいきません。

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参照した公式情報

免責

本記事は個人の検証メモであり、投資助言ではありません。バックテスト結果は将来の成績を保証しません。海外FXや自動売買には、法規制・レバレッジ・スプレッド拡大・約定遅延・スリッページなどのリスクがあります。条件は変わるため、最新情報は各公式ページで確認してください。